2005年08月15日

〔movie〕ダンサー・イン・ザ・ダーク

B0001CSB7Qダンサー・イン・ザ・ダーク
ビョーク ラース・フォン・トリアー カトリーヌ・ドヌーブ
松竹 2004-11-25

by G-Tools


もともとDVDジャケットを見て、気になっていた映画でした。
あと、JSAを見たときに同じような後味の映画だって聞いて。
重いけど考える映画が好きなわたしとしては、やっぱり見ないと!と思って
借りてきました。

******************************
主人公セルマはチェコからの移民。
先天的な目の病気にかかっていて、あと少しで失明する運命でした。
そしてその病気は息子にも遺伝していました。
もともとセルマはミュージカルが好きで、貧しい生活を送りながら
ミュージカルのレッスンに行き、視力を偽って工場で働いていました。
そして稼いだお金は息子の目の手術のために貯めていました。
あるとき、その事を家のオーナー(ビル)に話したら、そのお金をビルに
盗まれてします。取り返そうとしたらもみ合いとなり、ビルを殺害してしまいました。
お金を取り返し、無事息子の手術依頼は出来たものの、
警察につかまってしまったセルマ。様々な状況証拠、セルマの嘘から
死刑判決となりました。お金が息子の手術代だと発覚し、再審の申込みを
しようとなりましたが、手術代が弁護費用に充てられたと知って
セルマは再審要求を取り下げます。
そして、死刑は執行されました。。。
******************************

この映画、賛否両論あるみたいですね。
残念ながら、わたしは否の方です。

全体がミュージカル調になっていたところ、わたしはなじめませんでした。
最初からそうだとわかっていればよかったのかなぁ。
でもちょっと無理がある気がします。セルマの現実逃避な感じがして。
「『どんな辛いときも、歌があれば!』っていうところが救われる」と言う
意見もありましたが、わたしはむしろ、どっちつかずの中途半端な感じを
受けました。

それに、結局セルマが守りたかったものってなんなんでしょう?
お金がなくて困っているビルに、手術代を貯めている、なんて話
普通しないと思います。友達だけど、立場は明らかにセルマのほうが下です。
ビルみたいに、自分と自分の生活を守るために盗まれることも嘘つかれることも
十分考えられたはずなのに。そして、そんな仕打ちを受けてもセルマはビルを
かばいました。なぜビルがお金が必要だったのかを裁判でも言わなかった。

だけど、大事なのは息子だったのではなかったのでしょうか。
目の病気には精神的ショックが一番悪いと、最後まで失明する運命を
息子に知られまいとしていたようですが、自分の母親が殺人犯で、
友達を惨殺した、それを一生背負って生きていく事の方が十分辛いと思います。
息子のために、真実を話すべきではなかったのでしょうか?
刑務所での面会も断り、手紙も書かずに、
自分は悪い母親だったと恨んでほしかったのでしょうか。
最終的には自分のために母親は何も言わなかったと知るでしょうが、
それが何の慰めになるのでしょう?
世間からの、死刑囚の息子という目は一生変わらないのに。

最後に
「なぜ目が遺伝するとわかっていて子どもを産んだのか」という問いに
「この手に我が子を抱きたかったから」と答えたセルマ。
それなら、最後まで息子を守るべきだった。
それは手術費用を稼ぐ、ということではなく、
そばにいて、時には叱り、慰め、励まし
共に生きる事だったのではないのでしょうか?

そういった全てを放棄したセルマ。
相手のことを考えているつもりで、セルマの自己満足な気がして。
逆の意味で、いろいろ考えさせられる映画でしたが
もう一度見たいという気にはなりませんでした。。。
posted by gako at 16:10| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(1) | movie〔た〕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
チェコで警察とか見たときに
ガコは、友達などを遺伝しなかった。


Posted by BlogPetのみるく at 2005年08月19日 17:58
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