2005年08月05日

〔book〕石田 衣良/うつくしい子ども

4167174057うつくしい子ども
石田 衣良
文芸春秋 2001-12

by G-Tools


「池袋ウエストゲートパーク」の著者、と言えば知っている人が増えるのでしょうか?
わたしもドラマは見てました。その人の書く本ってどんなだろうって興味がありました。

この本は、13歳の弟が猟奇殺人をした、その1コ上の兄の視点と
その事件を取材する新聞記者の視点で書かれています。
弟が殺人を犯したせいで、その家族に向けられる社会からの非難、嫌がらせ
それによって成長していく兄の姿。それがすごくリアルに描かれています。

兄は、弟がなぜ殺人を犯したのか、その理由を突き止めようとしました。
「それが最悪の行いでも、誰かがわかってやる必要があるのではないか」と。
「ましてや自分の弟なのだから」と。
読み進めていく中で、グッと胸をつかまれるものがありました。
それは「正義」。
弟がしたことの結果を、ちゃんと受け止めようとしている兄。
それが非難とか嫌がらせという形であらわれても、決してひねくれなかった兄。
弟がしたことで迷惑をかけている、学校の校長や友達に謝罪する兄。
そして、それを支える友達。
それぞれが自分のしている事を理解し、自分の無力さを痛感し、
でも決してそれを他人のせいにはせず、自分の中の正義を信じて生きている。
強いな、と思いました。うらやましいくらいに強い。

自分が下した決断にも責任が持てず、人の言う事にすぐ左右される
わたしとしては、その強さがどうしても欲しいのですが、、、
頑張ってもなかなか手に入らないのが現実です(-。−;)
posted by gako at 09:29| 東京 🌁| Comment(7) | TrackBack(1) | fun | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は「うつくしい子ども」から入ったよ。
2年前くらいに友達から本借りてね。
兄、すごいよね。強い。まっすぐ。
そこまで自分の信念を信じきれる人間がいるのだろうか、と思いつつ・・・でもどこかでそれに憧れちゃってた気がするよ。

「池袋ウエストゲートパーク」を読んだのはむしろ最近だったり。。。
もちろん、こっちもおもしろかった。
・・・というか、たぶん石田衣良の文章が好きなんだなぁ〜〜。きっと。
Posted by まき at 2005年08月06日 11:24
この人の文章、わたしも結構好きでした。
他の本も是非読んでみたいと思いますしね♪

次はなに読もうかな〜。
なにかオススメあります?
別な著者でも構いませんが。
Posted by ガコ at 2005年08月06日 16:31
お勧め、かぁ〜〜。
マイケル・J・フォックスの「ラッキーマン」はよかったなぁ。
まぁ、私がファンだったからというのも少しはあるけど。。。でもそれを抜いてもよかったと思うよ。
あと、よく読んじゃうのは唯川恵の短編恋愛小説かな。

最近ちょっとだけ立ち読みして続きが気になってるのは「症例A」という精神科医が主人公のお話。
さわりしか読んでないけどね。ちょっと続きが気になります。買おうかどうか、悩み中。。。。。。
Posted by まき at 2005年08月09日 00:32
マイケル・J・フォックスって本出してたんですか?
知らなかったなぁ。。。
あと「症例A」ってのは気になりますね〜
今度本屋でチェックしてみます♪
唯川恵は、名前だけ知ってて読んだ事ありません。
同じ部類(?)で、山本文緒はかなり読んだのですが
(^▽^;)
Posted by ガコ at 2005年08月11日 08:47
マイケル・J・フォックスは、15年位前にパーキンソン病にかかって、それからしばらくしてハリウッドから離れてたんだけどね。一昨年、自叙伝を出したんだ。
『ラッキーマン』ってタイトルは、自分はパーキンソン病になってラッキーだったということみたいだよ。

『症例A』は・・・買っちゃいました♪
おもろいです。
おととい買ったのに、もう200ページ以上読んでます(^_^;
まだ半分以上残ってるけど、どんな展開になるのかほんとに楽しみ!
Posted by まき at 2005年08月11日 21:10
間違って、2回トラックバックしちゃった。。。
削除できるようだったら削除しちゃってくださいm(_ _)m
Posted by まき at 2005年08月11日 21:21
トラバ削除OKでーす。
Posted by ガコ at 2005年08月12日 08:40
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ラッキーマン。
Excerpt: マイケル・J・フォックス。中学〜高校の頃、私は密かにはまってた。 その彼がパーキンソン病だと知ったのは、社会人になってすぐの頃だったと思う。ショックだった。 バック・トゥ・ザ・フューチャーで成..
Weblog: 女心とまきの空
Tracked: 2005-08-11 21:15
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