
ゴールデンスランバー
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最初の段落を読んだだけで、話が終わってしまった。
でもこの本、とっても分厚い。なぜこんなにも分厚いのか。
その点だけに興味があって、読み進めていた。
青柳という人物が、なにやら首相殺しの犯人に仕立て上げられているらしい。
殺した理由は誰も知らない。それなのに状況証拠だけ山のように出てくる。
そしてこの人物、なかなかの強運の持ち主で、会う人全てに助けられている。
会う人もどこかでつながっていて、そんな強運の繰り返しで
毎日を生かされている。
全力で生きろ、そんなメッセージをこの本から受け取った。
「自分の力で、自分の意思で歩け。」
自分は、、、ぬるま湯の中で、じっと時が過ぎるのを待っているだけ
かもしれない。立ち上がろうともせず、外に出ようともせず
そして、いつか緩やかに訪れる死を、待っているだけかもしれない。
生きる気力も無く、ただ毎日を無駄に過ごしているだけかもしれない。
生きたくても、生きられない人もいる。
生きたくても、生きられない場所もある。
その中で自分は、幸福の中で自分は、、、何をしているのだろう?
そんなことを、ふと、思った。