2008年10月31日

[book][★★★☆☆]林 真理子/不機嫌な果実

不機嫌な果実 (文春文庫)/林 真理子

¥570
Amazon.co.jp

これほどまでに、女は計算高い生き物なのだろうか?

同じ女として、否定したい。が、認めざるを得ない部分もある。
常に計算しているわけではない。
でも、何かを決めるとき、何かを行動するとき、
そのプラスとマイナスを天秤にかけることは良くある。
特に最近、自分が決める場面が増えてきて、より一層感じる。
男は?男は違うのか?
何かを行うことで、その後に繰り広げられる事柄を意識したりは
しないのだろうか。

全てがマイナスではない。
計算することで免れる災いだってたくさんあるから。

でも、一つだけ思うことがある。

主人公の麻也子が途中から抱いていた感情、「許す」ということ。
それを、なぜ夫に使えなかったのだろう。

男はみんな同じである、と途中から思うようだが
人はみんな同じである、と思う。
ちょっとの違いが大きく見えるだけで、
本来はみな、同じである。
その中でなぜその人を選んだのか?と聞かれれば
おそらく「フィーリング」「タイミング」と答えるであろう。
だけど、忘れたくないのは
選んだのは自分である、ということ。
たとえ計算高かろうが、たとえ誤算だろうが
自分が決めてつかんだ「今」である。
それをもっと大事にしてもいいのではないか?

私にとってはこれから始まる結婚生活で
麻也子と同じように不満も持つだろう。
でも、それは当然のこと。
それでも、と選んだ未来である。今の自分の気持ちは
いつまでも大事にしたいと思う。
posted by gako at 00:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。