2012年03月31日

[book][★★★★☆]乃南アサ/晩鐘(上)(下)

晩鐘〈上〉 (双葉文庫)
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後半までずっと、被害者の遺族である真裕子に肩入れしていたが、
最後の最後で、加害者の子供である大輔が、不憫でならなかった。

人は、最後の第一線を超えないから、苦しいながらも前を向いて
生きられるのではないかと思う。
大輔は、知ってしまった。自分が、人殺しの子であるということを。
とたんに、自分が今まで感じていた黒い感情が、腑に落ちてしまった。
「なるほど」と思ってしまった。
そして、妹を殺した。

彼に、明るい未来を望むのは、酷な話なのだろう。

私だったらどうするのだろう。
私の中に流れる血に、人殺しの要素があったとしたら。
しかもその理由が、怨恨や事故ではなく、
付き合うのがめんどくさくなったから殺した、などと自分勝手な
理由だったとしたら。
私のなかでかろうじて踏みとどまっている黒い感情が、放出するのだろうか。
そして、人間であることを捨てて生きるのだろうか。
それとも、人間であり続けたいがゆえに死を選ぶのだろうか。

考えただけでも恐ろしくなる。
posted by gako at 17:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

[music][★★★★★]ASKA/月が近づけばすこしはましだろう

この歌を作ったとき、いったい何を見、感じ
血を流していたのか。
心が切りつけられて、どうにもならない叫びが
聞こえてくるようで。

この歌の良さは、今だからわかる。
若い頃には絶対にわからなかった良さ。

「角を曲がるといつも消え失せてしまう言葉だけど
心の中では切れて仕方ない」

大人になるって、もっと楽しいことだと思ってた。
でも、昔は知らなかった、気にしなかったことが
どんどん見えてきて
自分の嫌な部分がどんどんわかってきて
正直、生きてるのがしんどい。
でも、笑ってなきゃいけない。
忘れたふりして、気にしてないって顔して。
あの角を曲がったら、元気なわたしを演じる。

だから
この歌はわたしに勇気をくれる。
独りじゃないんだって、教えてくれる。


NEVER END
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posted by gako at 22:16| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月12日

ASKA

たまたまyoutubeでASKAのライブ映像を見ました。
すごいっすね。
50代と思えない声量と、ハイトーンボイス。
それに、
昔は全然気づかなかった歌のうまさ。

正直はまってます。

posted by gako at 00:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月05日

[movie][★★★★★]ウタヒメ

ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター [DVD]ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター [DVD]
出演:黒木瞳
販売元:ポニーキャニオン
(2012-07-03)
販売元:Amazon.co.jp
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
郊外の高級住宅街に暮らす平凡な専業主婦の美恵子。
いじわるな姑や自分に無関心な夫、登校拒否の娘と問題だらけの
家族に不満は爆発寸前。そんな彼女は、コンビニでバイトを
始めたのをきっかけに意気投合した3人の女たちと、
ひょんな成り行きからロックバンドを結成することに。
メンバーは美恵子の他に、昔の職場の後輩で男運の
悪いバツイチ女かおり、奥様グループから孤立する
万引き常習犯の雪見、そして唯一の経験者となる
元プロのロッカーだという謎多き女、新子。
彼女たちは、高校のチャリティ・コンサートでディープ・パープルの
『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を演奏することを目標に猛特訓を開始するのだが…。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター@ぴあ映画生活
ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター@allcinema

いい意味で、世の中いろいろある、って実感した。
たぶん数年前の自分なら、間違いなく対岸の火事。
自分の身近ではおこりえない、おとぎ話の世界。
それだけ、自分が現実離れしていたのか、と、
そんなことも新鮮な衝撃だった。

話は簡単。
40前後の女性4人が、ガールズバンドを組む、という内容で
それぞれがそれぞれの問題を抱えていて、誰も順風満帆ではない。
でもバンドを通じて、仲間の大切さだったり、真剣に打ち込むことの
楽しさだったりを覚えていって、家族や過去から自立していく、
そんなお話。

これを見て、わたしは自立してないなぁ、とつくづく思った。
というか、
してないんだなぁと、つくづく思った。

直前に書いた白馬の王子様の話、明らかに自立してない
自分に対して書いたもの。
今の環境に固執しすぎてて、息苦しくて、楽しくない。
そんな毎日に嫌気がさしていたから、特に共感できた。 不幸ではないけれど、幸せでもない毎日。
自分が何のために仕事して、日々を過ごしているのか全く分からない毎日。
そんな毎日をなんとかしたくても、抜け出せない弱さを
ちょっとは変えられる気がした。

なによりも、ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーターの、
あのリズムが何とも言えず気分を高める。

あれ、演奏したら気持ちいいんだろうなぁ。
posted by gako at 00:03| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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